アートのお値段
THE PRICE OF EVERY THING
監督:ナサニエル・カーン
出演:ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ、ステファン・エドリス、ジェリー・サルツ、ジョージ・コンド、ジデカ・アクーニーリ・クロスビー、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター 他
2018年/アメリカ/98分
アートとお金の関係を軸に業界の仕組みが垣間見える?
私的ランキング上位にランクするドキュメンタリー。
現代アートをとりまく様々な立場の人を俯瞰して観ることができます。アーティスト、ギャラリスト、オークショニア、批評家、キュレーター、コレクター。アートの仕事って何があるんだろう?という求職者にもオススメ。ドキュメンタリーだからリアルです。
テーマとして焦点が当てられているのはアートとお金の関係。拝金主義と思われた立場の人間でさえアートを心の支えにしている、そのことにちょっぴり切ない気分になりました。詳しくは本編をご覧ください。どの立場の人間を善しとするかは観る人が決めたらよいです。この映画はそんな懐の深さも持ち合わせています。アートと向き合う時、ジェフ・クーンズのゲイジングボールがありのままの自分を作品に取り込んでしまう、正にそんな映画。
アートのことを詳しく知らなくても、かなり面白いと思います。
以下は2019年時、日本公開前の予告編です。
関連商品リンク
|
関連記事
コメントをお書きください
名無し推奨(管理人) (金曜日, 22 7月 2022 16:15)
試験的にコメントを書き込めるようにしました。
名無し推奨、皆さんの忌憚ないご意見お待ちしてます。荒れたり、特定個人の誹謗中傷などが見られたら閉鎖します (大丈夫と思うけど笑)
こちらのドキュメンタリーでは、ブームの後に作風が変わってどん底に落ちた作家や、フリッピングにあってショックを受ける新進気鋭のアフリカンアーティスト、アートを崇高なものと捉えて金儲け全否定な学芸員、高い落札額で話題を保つことが正義というオークショニアなりの論、などが観れます。
ジェフ・クーンズとラリー・プーンズでは、ラリー・プーンズを応援したい!という気持ちが優ってしまうのですが、どうでしょう?